「現場体験ワークショップ」を開催しました。

7月13日(水)と19日(火)の2日間障がいのある方と一緒に施設館内を巡回体験し、気づきを共有していく「現場体験ワークショップ」を開催。
アクロス福岡の職員の皆さんと職場である館内を巡回しながら「心地よく施設を利用してもらうにはどんな配慮が必要なのか」について考え学ぶ場を作っていきました。
まずは館内の巡回体験からスタート。

4つのグループに分かれ、障がいのある人に1名ずつ(車椅子利用者、視覚·聴覚障がい者)入っていただき、あらかじめ設定した館内中のポイントを巡回していきます。
通い慣れた職場ですが、身近であるからこそ気づかなかったこと知らなかったことが次々に出てきます。
標識や備品、建物の構造など初めて利用する方やハンデを持たれている方にとっては様々な使いづらさが存在するという事。
案内サインやスロープ等、既に設置してあるものも利用される方の目線に合っているのかどうか。
障害特性によっても必要な配慮はそれぞれで、さらに個人個人で不便だったり困っていたりすることも様々です。共に巡回することで、設備における「バリア」や必要な配慮について様々な気づきが生まれる場となりました。

後半は、それぞれグループ毎の体験を共有。体験から得た気づきをどのように施設運営に活かしていけるのかを考えていきます。
ここでは、標識や備品など柔軟に解消できるものだけでなく簡単に対応が難しい建物の構造における改善点をどう解消していくかがポイント。
全体で体験を共有し、共に考える場となりました。

大切なのは出来ないことを嘆くのではなく、現状を知りどうしたら改善できるのかを考えること。これらを解決する為にはコミュニケーションが何より大切なのだということ。
誰もが心地よく施設を利用してもらえる施設を目指して、施設職員の皆さま全体で意識を共有する良い時間になりました。